赤ちゃんはおなかにいたときのことを覚えている!
最近では、一般的にも「胎内記憶」というのが知られるようになってきました。胎内記憶というのは、ママのお腹の中にいたときや出産の時のことを覚えていることを言います。そして、生まれてから6時間の間の赤ちゃんは、大人のように鮮明に意識があると言います。
こうした「胎内記憶」「誕生記憶」は、古くから報告されています。
1988年には『誕生を記憶する子どもたち』(デーヴィット・チェンバレン著)が出版され、世界的に話題になりました。
トマス・バーニー博士の訳本『胎児は知っている母親のこころ』(日本教文社)の中では、胎児にも記憶や感情があることを科学的証拠に基づいて展開しています。
日本では、産婦人科医の池川明先生が有名ですね。
心理学の中でも、幼少期の経験が後の人生に大きく影響していくと言われています。ですが、何よりも大きくその後の人生に影響しているのが、「胎内記憶」「誕生記憶」だということが分かってきています。
大人になった私たちが、その記憶を覚えていることはほとんどないかと思いますが、潜在意識の中では、しっかりと残っています。頭の中で考えていることよりも深い部分で人生に影響しているのが、赤ちゃんの時に感じた感情なのです。
赤ちゃんと向き合うとこで、ママにとっても大きな気づきを得ることができますよ。
意志を持つ赤ちゃんを信じよう
「胎内記憶」を語る子供たちは、口を揃えて自分でママを選んできたと言います。
私たち大人も、どんな親元に生まれたとしても、自分自身が今世で体験したいこと、学びたい事があり両親を選んできたのです。自分の中にある感情が癒されていくと、両親への感謝が芽生えてきます。
両親との関係と、お産には強い関係があります。一見、何の関係があるの?と思われるかもしれませんが、生まれるその日まで、赤ちゃんはママの中にわだかまりの残った感情に気づかせてくれたりします。
そんな事も思い出させてくれて、ママの心を自由にするためのヒントをくれるのが赤ちゃんでもあります。とっても頼もしくて、可愛い存在ですね。
感情の見方や感じ方を体得していけるのがOTEIRE式 胎教でもあるので、妊娠という最高のチャンスに幸運を掴める自分を体得していくことができますよ。
ホルモンと手のぬくもりで「幸せ」の胎教を
OTEIRE式 胎教では、「やまとなでしこの手」を育てるということをコンセプトにしています。やまとなでしこと言うと、太和や侍を生み育てる側の女性性のことを言います。
大和を撫でる子と書いて、大和撫子(やまとなでしこ)と読みますね。撫でるのに使うのが「手」。子供のころに、温かいお母さんの手に安心したことはありませんか。
「手」から伝わるエネルギーは、言葉を超えた大きな愛を感じさせてくれますよね。触れるということにはとてつもないパワーがあります。
桜美林大学で身体心理学を研究されている山口創教授の著書には『子供の脳は肌にある』や『手の治癒力』というものがあります。お肌を撫でることによって「オキシトシン」という愛情ホルモンが出て、子宮の赤ちゃんに届けることができます。
オキシトシンを出して、赤ちゃんとの絆を深めるためにも「やまとなでしこの手」は欠かせません。OTEIRE式 胎教のもとになった教育の創始者である三城響子先生と山口創教授による触れる教育も開催されています。
妊娠中だけでなく生まれてきた赤ちゃんに対しても大切になる触れ方と子育ての関係が分かると目から鱗の連続ですよ。そして知識を得るだけではなく、実践的な内容であることが嬉しいポイントです。
生まれるタイミングを決めて生まれてくる赤ちゃん
はじめてのお産の時には、陣痛ってどんなものだろう…と想像を膨らめたりしますよね。いつ来るのか、予定日に近くなってきたらドキドキ。
生まれてくるタイミングを決めて陣痛を起こし始めるのは、赤ちゃんなのだそうです。
オキシトシンを大量に分泌するように促して、子宮に強い収縮を起こさせることで、お産が進んでいきます。帝王切開の場合も同じくオキシトシンが大量に分泌されますが、無痛分娩の場合はオキシトシンの分泌が少ないために、陣痛促進剤を投与することがほとんどなのだそうです。
私ははじめての出産に自宅出産という選択をしたので、薬の投与などはしませんでしたが、陣痛が来てから出産まで4日間という時間を要しました。赤ちゃんにとっても私自身もとてつもなく長いチャレンジでしたが、その間中赤ちゃんの心拍音はずっと元気でした。そして、私の身体の準備も整えながら、母になるための器を作ってくれた素晴らしいお産の体験をさせてくれたと感じています。
現在はお産の場面の選択肢もたくさんありますよね。赤ちゃんと二人三脚での出産。どうか赤ちゃんの声をしっかり聞きながら、こちらからも声かけを忘れずに、お互いが安心して望める出産を大切にしてみてくださいね。
おなかの赤ちゃんと一緒のときを楽しむ
自分の中にもう一人の人間が宿っているという、なんとも不思議な体験ができるのが妊娠中。妊娠が分かると、自然とお腹を撫でながら赤ちゃんを感じてみたり、大きくなってきてからのお腹に触ると、蹴ってお返事をしてくれる赤ちゃんがとっても愛おしく感じるものですよね。
ママと一心同体でありながら、どんどん別の意識としての成長を感じさせてくれる赤ちゃん。
ママが自分の心に素直にに心地よく生きている姿は、赤ちゃんにとっても喜ばしい時間になるはず。赤ちゃんに相談しながら、常識にとらわれずに、ママの楽しめることに思いきりチャレンジしてみてくださいね。
OTEIRE式 胎教をしていることで、成長したお子さんからきっとお腹の中での楽しかった記憶を聞くことができますよ。
OTEIRIST MEGU